マッチングアプリ婚活で疲れる第2位はドタキャン・急に連絡が取れなくなった
結婚相談所アロハハッピーマリッジのオーナー兼カウンセラー、内田晋平です。
今日は自社でフリージーというシステムを使用して実施した「20~39歳の独身男女100名に実施した婚活マッチングアプリアンケート」の結果と、その裏に隠れたリアルな心の声を余すところなくお届けします。リスナーの皆さんの中にも、夜な夜なアプリをスクロールしながら「もう疲れた…」と感じたことがある方、少なくないのではないでしょうか。
今日はデータだけでなく、実際に相談に来られたクライアントさんのエピソードや、私自身のカウンセラー視点でのアドバイスも交えながら、ゆるっとお話ししますのでお気軽に聞いていただければと思います。
目次
【第1章 アンケート概要と目的】
まずは今回のアンケートの枠組みからご紹介します。対象は20~39歳の独身男女100名。男女比はほぼ半々、職業は会社員が中心でした。オンラインフォームで9つの設問を設定し、回答を集めています。
設問は以下の9つです。
1.利用したことのあるマッチングアプリ数
2.アプリ利用歴
3.直近1週間のアプリ総使用時間
4.アプリで疲れる瞬間
5.マッチングアプリ婚活による疲労度
6.ドタキャン・急に連絡が取れなくなった経験回数
7.アプリが原因で自己肯定感が下がったと感じるか
8.結婚相談所への興味度
9.結婚相談所に期待するメリット
この設問を通じて、単に「どれくらい使っているか」ではなく、「どこで心が折れそうになるのか」「なぜ相談所に目を向けるのか」を掘り下げています。
【第2章 利用アプリ数・利用歴・使用時間の実態】
回答者の平均使用アプリ数は2つ。大手もニッチも、いくつも掛け持ちする方が多いようです。利用歴は「2年以上」がボリュームゾーン。全体の4割の方が2年超というというツワモノでした。
次にアプリ利用時間。直近1週間で平均5~8時間。通勤中にタイピングしたり、寝る前にベッドの中でメッセージをチェックしたり。スマホを開いた瞬間に「未読メッセージ」がバッジで赤く点灯していると、つい開いてしまうという声が多かったです。
ここで考えたいのは、利用時間の多さが「出会いのチャンス拡大」につながるのか、それとも「心理的負荷の増大」に直結するのか、ということ。次の章で具体的な疲れポイントを見ながら、その答えに迫ります。
【第3章 アプリで疲れる瞬間ランキング】
「どんなときに疲れを感じるか」という質問でトップ4を発表します。
1位 永遠に終わらないメッセージのやり取り
2位 ドタキャン・急に連絡が取れなくなった
3位 日程調整
4位 会った後のギャップ
では順に見ていきましょう。
- 1位:永遠に終わらないメッセージ
たとえば、私の過去のクライアントの30歳・女性会社員Aさん。最初は「相性がいい?」と感じていた相手から次々と話題を振られ、気づくと1日に50往復近いメッセージ交換に。お仕事の合間に返信し、その夜も「まだ返さなきゃ…」とスマホを気にして深夜まで眠れない。結果、精神的にぐったりして「もう無理」とギブアップしてしまった経験があります。
- 2位:ドタキャン・音信不通
65.7%の人が経験ありと回答。3回以下がもっとも多いものの、中には7回以上というツワモノも。ドタキャンは心理的なショックも大きいですよね。期待を抱いて「今度こそは」と準備した外見や会話の下準備も一瞬で水の泡。自己肯定感がダダ下がりしてしまうパターンです。
- 3位:日程調整
「いつが空いてる?」のやり取りが10往復を超えると、「もういいや」と嫌気が差す気持ち、よくわかります。仕事終わりの時間調整、週末の予定調整、連休の予定…まるでパズルのように組み合わせを探すストレスは侮れません。
- 4位:会った後のギャップ
写真やプロフィール文とのズレ。たとえば「趣味は読書」とあったのに実際に会ったら全然本読まない人だったり、初対面の雰囲気とSNSの印象がまるで別人だったり。ギャップを楽しめればいいのですが、失望感に変わるケースも多いです。中には、プロフィールでは、タバコ吸いません!となっていたのに、実際にはタバコを吸っていたというケースもありました。
【第4章 疲労度と自己肯定感のジレンマ】
アプリ婚活による疲労度は0という人はおらず、全体で高め。具体的に「アプリ利用で自己肯定感が下がったか」と問うたところ、82.9%の人が「下がったことがある」と回答しました。これはかなり深刻です。
背景には、
– いいね数や返信率との比較文化
– 非対面でのコミュニケーションの難しさ
– マッチングできても実際に会える確率の低さ
などが影響しています。
わたしが面談をしているときにも、「どうせ返信ないんだから…」と諦めムードを漂わせる方や、「誰からもいいねされない自分は魅力がないんだ」と口にしてしまう方が少なくありません。ここで重要なのは、「アプリの数字」が自分の価値を決めるわけではない、ということを自分事として認識することです。
【第5章 ドタキャン・音信不通の耐性を育む方法】
では具体的にどうすればドタキャンや音信不通に振り回されずに済むのか。いくつか有効なアプローチを紹介します。
1.予備日を最初から設定する
面談当日の候補日を2つ用意し、どちらかやりやすいほうに来てもらう。もしドタキャンされたら、残った日程を確定できるので落胆が分散します。
2.ネガティブな期待を切る
「会えるかどうか」を当日に決めるのではなく、「会えたらラッキー」くらいの軽い気持ちで臨む。予防線を張ることで、落ち込んでも早く立ち直りやすくなります。
3.心のサポートを外部に置く
友人やカウンセラーに「今日〇時の面談がキャンセルされた」と報告することで、感情を吐き出しやすく。自分ひとりで抱え込まないのがポイントです。
【第6章 自己肯定感の回復テクニック】
続いて、自己肯定感を回復するための方法です。こちらはアプリ恋活だけでなく、日常生活にも活かせるヒントが満載です。
– 日記で「小さな成功」を書き出す
「今日はアプリで3人とメッセージできた」「新しいプロフィール写真を撮れた」など、どんなに小さくても自分を褒めるポイントを5つ書き出してみてください。
– オフラインデートを交える
メッセージがしんどくなったら、興味のあるイベントや習い事の場で「リアルな出会い」を組み込む。直接話すことで会話の息遣いや相手の雰囲気を感じられ、自信がつきやすくなります。
– プロフィールメンテナンスを定期的に
自分を売り込む道具としてアプリを使うのではなく、プロフィールを「自分の棚卸しメモ」として活用。自分の強みや魅力を再確認しながら更新すると、メンタルケアにもつながります。
【第7章 結婚相談所への興味が高まる理由】
最後に、結婚相談所に関するデータです。なんと41.2%の方が「加入を検討している」と回答しました。これは僕自身も驚いた数字です。市場に出回っている一般的なイメージよりも、ずっと高い関心度です。
なぜそこまで興味が集まるのか。主な理由は以下の3つでした。
- 安心感:プロのサポートで軌道修正しやすい
- 時間効率:メッセージ数より「会う」ことにリソースを集中できる
- 成婚率:アプリより成功体験が圧倒的に高い
実際、僕の相談所でも、初回面談から3ヶ月でお相手と出会い、半年以内に成婚される方が増えています。アプリと比べて「成婚までのロードマップが見えやすい」のが大きな魅力です。
【第8章 結婚相談所を活用するタイミングとポイント】
「いつ相談所に切り替えるべき?」という声も多いので、その判断基準をお伝えします。
- アプリ利用歴が6ヶ月以上で成果が出ない
- メッセージ疲れがピークに達している
- 自己肯定感が著しく低下し、日常生活に影響している
このいずれかに当てはまるなら、一度無料相談を受けてみる価値があります。相談所には「紹介文作成」「写真撮影アドバイス」「定期面談」「お見合いセッティング」「フィードバック」…と、アプリにはない手厚いサポートがそろっています。
【まとめ】
今回のアンケートから見えたのは、
– アプリ婚活は「期待と疲労」が紙一重
– 65.7%がドタキャン・音信不通を経験し、82.9%が自己肯定感の低下を実感
– 41.2%が結婚相談所への切り替えを検討中
というリアルな実態でした。数字だけで終わらせず、一歩引いた視点で「あなたにとって最適な婚活」を見つけることが大切です。
最後までお聴きいただき、ありがとうございました。